[G-03] [JJ] 地球惑星科学のアウトリーチ

[G03-12] 日本のサイエンスを魅せるサイエンスに - サイエンティフィック・イラストレーションの挑戦 -

*笹岡 美穂^1,2 (1.株式会社SASAMI-GEO-SCIENCE、2.高知大学)

キーワード：サイエンティフィック・イラストレーション、サイエンス・ビジュアルコミュニケーション、日本のサイエンス

サイエンティフィック イラストレーションには，サイエンスを図解して魅せる役割がある（サイエンス・ビジュアルコミュニケーション）．「科学的に正確である図解」は専門知識を持った描き手のみが成せる特殊技術である．しかしながら，日本のサイエンスでその存在は認知されていない．

近年，ワールドワイドな研究をするにはサイエンスをビジュアルで訴える力も必要とされる．また，サイエンスと社会をつなぐアウトリーチ活動も重視されており，サイエンスのビジュアリゼーションが重要になりつつある事は明らかである．そこで，私は地球科学に特化した「ジオ・サイエンティフィック・イラストレーション」が日本のサイエンスのためにできる取組みを2016年より展開している．具体的には，地球科学向けの魅せる図を作成する基本を身につけるワークショップや，中高生向けの基礎科学としての科学スケッチ（科学的観察眼）の授業である．今までの活動報告と今後の展開について発表する．