[G03-P08] 和歌山県、南紀熊野の海と山のヒミツ ―第17回地震火山こどもサマースクールの報告―
キーワード:災害教育、ジオパーク、紀伊半島、南紀熊野
「地震火山こどもサマースクール」は、小・中・高校生を対象に、地元の自然や起こりうる災害について体験・理解・学習するイベントである。日本地震学会、日本火山学会、日本地質学会を中心として1999年の夏から毎年開催されている。第17回の地震火山こどもサマースクールは和歌山県の「南紀熊野ジオパーク」を舞台に8月20日、21に開催された。小・中・高校生までの全38名が8つのチームに分かれ、串本海中公園、古座川の一枚岩、橋杭岩などを回り「南紀熊野の海と山のヒミツ」を探した。このプログラムでこどもたちは、南紀熊野の景色や地形について知り、地震やマグマの活動、土砂・津波災害について深く考えた。また、こどもたちは、「南紀熊野の海と山のヒミツ」について各チームでまとめ発表を行った。本発表では、今年のプログラムの概要やこどもたちの発表、これまで開催してきた、全17回の「地震火山こどもサマースクール」の成果について報告する。