JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[EE] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-DS 防災地球科学

[H-DS10] [EE] Natural hazards impacts on the society, economics and technological systems

2017年5月23日(火) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:PETROVA ELENA(Lomonosov Moscow State University, Faculty of Geography)、松島 肇(北海道大学大学院農学研究院)

[HDS10-P01] The Great East Japan Earthquak’s Impact on Human Society as Described in Haiku of 2012 and 2013

*青木 陽二1熊谷 圭介2 (1.国際俳句交流協会、2.長野大学)

キーワード:The Great East Japan Eathquak, haiku, 2012-2013

1.はじめに
2011年3月11日に発生したマグニチュード9.0の地震は、巨大な居住地の破壊や多くの人命の奪いにより、人間社会に深刻な影響を与えた。この災害による心理的影響はまだ進行中である。気仙沼の沿岸居住地の破壊は、人々だけでなく地域社会の心理的支援をも失ってしまった。地震の前に人々は豊かな海と自然の豊かさで生計を立てていた。地震と津波は深い悲しみと痛みを残した(青木、藤田、熊谷2014)。 1-2年後でさえ、多くの人々がまだ重傷で苦しんでいる。被災した桜が咲き、被災地の復興が始まり、ボランティアと犠牲者が絆を深め、希望を見出し、前進し続け、再建された魚市場に魚が陸揚げされても、 完了にはもっと時間がかかる(写真)。都市の現在の喧騒は、外部からの労働者とその乗り物によって引き起こされる。大量の資本が投資されているが、これがいつまで続くか、誰にも分からない。この投資終了すれば、人々は観光と漁業で日常生活を再開するであろう。
この災害の影響を記録するために、2012年7月29日気仙沼では俳句会を行い、内外から1752の俳句を収集した(気仙沼俳句協会2012)。そして、2013年7月28日、1734俳句を集めた。多くのボランティアと寄付がこの俳句会議を支援した(気仙沼俳句協会2013)。ここでは、俳句に残された影響について紹介する。
2.研究の方法
一般的に、俳句の理解は、災害の知識と俳句の選択の嗜好によって異なる。そこで、2つのタイプの回答者を採用した。災害地域の被災者と他の地域の者が俳句を読んで、災害俳句を選んだ。
3.結果
2012年、被災者災は、642の俳句(表1)を選択した。しかし、これらの俳句のうち98件は他の地域の回答者によって選ばれなかった。一方、他の地域の回答者は680の俳句を選んだが、そのうちの136件は被災者は選択しかった。だから災害俳句の選択は地域によって異なることを示した。これは、災害時の知識が両者で異なることを示す。また、唯一人の回答者によって多くの俳句が選択されている(表2)。これは個々人の災害に関する知識の違いを示す。被災者は2013年に370句を選択し、その他の地域では494句を選択した。2年間の俳句の総数に大きな差はないので、災害俳句は1年で減少したことを示す。選ばれた俳句は大部分が悲劇的な出来事を示したが、いくつかはカツオの陸上の楽しさを示した。
4.統計分析
2012年から2013年にかけて、災害俳句の割合は、全回答者で統計的有意水準0.01で減少した(表3)。災害俳句は認識した人の数の全てのレベルで減少した(表4)。
5.回答者間の選択の詳細な比較
一般的に、俳句の評価は、災害の経験と俳句の嗜好に影響される。選定結果は多様性が存在するが、10人以上が選らんだ俳句は、2012年には157句、2013年に45句であった。この実験で災害俳句と言えるものを表5と表6に列挙した。
6.結論
6.1俳句は、2012年の俳句で157句、2013年に45句が災害を記憶している。
6.2俳句の評価は、被災地の知識と俳句の嗜好の影響を受けていた。
6.3多くの人々に共感できる俳句を認め、その俳句を列挙した。
謝辞:気仙沼地区俳句協会、国際俳句交流協会、リチャード・ジャンボール氏に感謝する。
参考文献
青木陽二・藤田均・熊谷圭介(2014)2011年3月11日の東日本大震災の災害で構成された俳句の理解と認識.2014年日本観光研究学会年次大会講演予稿集205-208.
気仙沼地方俳句協会(2012年)復興記念第24回気仙沼海の俳句全国大会事前応募句集、1761句。
気仙沼地方俳句協会(2013年)第25回気仙沼海の俳句全国大会応募句集1734句。