JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[EE] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT19] [EE] GEOSCIENTIFIC APPLICATIONS OF HIGH-DEFINITION TOPOGRAPHY AND GEOPHYSICAL MEASUREMENTS

2017年5月23日(火) 10:45 〜 12:15 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:早川 裕弌(東京大学空間情報科学研究センター)、佐藤 浩(日本大学文理学部)、楠本 成寿(富山大学大学院理工学研究部(理学))、内山 庄一郎(国立研究開発法人防災科学技術研究所)

[HTT19-P06] Comparison of measurement accuracy for DSM and orthomosaic between 2013 and 2016 UAV flights at Midori fault scarp, Neodani fault

*佐藤 浩1内山 庄一郎2 (1.日本大学文理学部、2.防災科学技術研究所)

キーワード:UAV, SfM, accuracy

本研究の目的は,根尾谷断層水鳥断層崖で2013年と2016年のUAVによる観測で得られたDSMとオルソ画像の計測精度を比較することである。空中写真の解像度はそれぞれ3cmと1cmだった。そして,対象地区をカバーする写真枚数は109枚と498枚だった。DSMとオルソ画像は,SfM(Structure from Motion)の処理による高密度点群から生成された。RTK-GNSS測量によって,4つのGCPと7つの評価点3次元座標が得られ,GCPによってDSMとオルソ画像が幾何補正された。そして,評価点上の水平座標と標高がオルソ画像とDSMから計測され,最後に,計測値からGNSS測量値を差し引いた。水平方向の平均二乗誤差(RMSE)は2013年については0.45m,2016年については0.05mだった。そして,標高のRMSEは2013年の0.32mと2016年の0.02mであった。この結果によって,2013年観測よりも,2016年観測のほうが水平方向で9倍,標高方向で16倍精度がよかったことがわかった。