JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT25] [JJ] 地理情報システムと地図・空間表現

2017年5月20日(土) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:小荒井 衛(茨城大学理学部理学科地球環境科学コース)、吉川 眞(大阪工業大学工学部)、鈴木 厚志(立正大学地球環境科学部)

[HTT25-P01] 各種のジオパーク地図の比較による地形表現に関する一考察

*小荒井 衛1今泉 梨架1 (1.茨城大学理学部理学科地球環境科学コース)

キーワード:ジオパーク、地図、地形表現

各ジオパークにおける地図やパンフレット類を集め、特にその中における地形表現に着目して、表現方法の工夫とその効果に関して整理を行った。また、茨城県北ジオパークのジオツーリズムへの参加者やインタープリターを対象に、ジオパークの地図の地図表現に関するアンケートを行っている。また、関東近傍のジオパークの関係者にヒアリングを行い、特に地形表現法に着目してその表現法を選択した背景等についても、情報を集約することを予定している。そのような活動の中で、ジオパーク地図における地形表現において、必要不可欠な項目について検討した結果を、現時点のレベルで報告する。特に最近開発されてきた新しい地形表現法に着目して、赤色立体図、ELSAMAP、陰陽図、CS立体図、多重光源陰影段彩図、地傍図などの表現法の、地形ごとの表現法としての長所・短所を整理する。その結果、地形によってそれぞれの地形表現法に向き不向きがあるようである。 茨城県北ジオパークは、海岸地形、断層崖地形、準平原、段丘など多彩な地形が存在するので、各ジオサイトに適した地図表現法がそれぞれ存在すると考えられる。今後は、これらの検討結果を踏まえて、具体的なジオサイトでその地形に最も適した地形表現法で、ジオパーク地図を試作する予定である。