JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[EJ] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-AG 応用地球科学

[M-AG35] [EJ] 海洋地球インフォマティクス

2017年5月20日(土) 15:30 〜 17:00 A01 (東京ベイ幕張ホール)

コンビーナ:坪井 誠司(海洋研究開発機構)、高橋 桂子(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、金尾 政紀(国立極地研究所)、Timothy Keith Ahern(Incorporated Research Institutions for Seismology)、座長:坪井 誠司(海洋研究開発機構)、座長:金尾 政紀(国立極地研究所)

16:00 〜 16:15

[MAG35-09] 海洋生物情報統合情報システムBISMaLの現在と今後

*細野 隆史1齋藤 秀亮1藤倉 克則1園田 朗1坪井 誠司1 (1.国立研究開発法人 海洋研究開発機構)

キーワード:BISMaL、Integrated information system

環境意識の高まりから、海洋生物の情報を網羅的に把握する事ができる情報システムへの期待が高まっている。これを受け2009年、海洋生物の情報をOne stopで提供できる情報システムBISMaL (Biological Information System for Marine Life; http://www.godac.jamstec.go.jp/bismal/j/) の開発が開始された (田中ら、2010)。2016年時点において、BISMaLは海洋生物の出現記録の地図化、海洋生物の分類情報、画像、映像の提供、そしてデータ提供者自身によるデータ管理解析機能を提供するなど、ほぼone stopに近い情報システムとして完成している。個々の機能を取り上げた場合、出現記録のデータベースとしては世界規模でのデータを扱うOBIS、生物分類情報のデータベースとしてはWoRMSといったように代替のかつより巨大なサービスはいくつかある。しかしBISMaLはそれらと異なり一つのシステムの中で各機能を強固に連結させて完結できている点できわめてユニークなシステムとなっている (だからこそ、one stopサービス)。日本において海洋生物情報を取り扱うオンラインサービスとしては比較的有名なシステムの一つといえるが、今後どのようなサービスを展開していくかについては模索が続いている。たとえば、生物情報を単独で扱うのではなくBISMaLと他の海洋環境情報システムとを連結すれば、誰でも容易に生物の出現パターンと環境要因との因果関係を推定または予測できるサービスが可能になるだろう。あるいは、実観測データではなく、大規模場再解析データを用いることにより生物情報に対して任意の時空間の環境情報を付与することも可能になるだろう。本発表においては、BISMaLが有する現在の機能およびサービスをレビューしたうえで、どのようなサービスを付加することで今後の科学および社会的ニーズに寄与できるのかを議論したい。