JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[EE] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS06] [EE] アジア・モンスーンの進化と変動、新生代寒冷化との関係

2017年5月23日(火) 15:30 〜 17:00 A09 (東京ベイ幕張ホール)

コンビーナ:多田 隆治(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、Christian Betzler(University of Hamburg)、Peter Dominic Clift(Louisiana State University)、座長:Clift Peter(ルイジアナ州立大学)、座長:松崎 賢史(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)

15:30 〜 15:45

[MIS06-06] ボルネオ泥炭中微粒炭量からみた過去6000年間の西部熱帯太平洋乾湿変動

*山本 正伸1菊池 隼史1櫻井 弘道1林 竜馬2関 宰3大森 貴之4アブドラ スライマン5ハスリザル ビンシャリ6ルリー メリング7 (1.北海道大学大学院地球環境科学研究院、2.琵琶湖博物館、3.北海道大学低温科学研究所、4.東京大学総合研究博物館、5.マレーシア鉱物地質局、6.マレーシアトレンガヌ大学、7.熱帯泥炭研究所)

キーワード:Tropical, Climate, Charcoal

ボルネオ北部の3地点で採取された泥炭コアについて過去6000年間の微粒炭量の変動を明らかにした.微粒炭量は460 km離れた2地点で似た変動を示した.広域的な環境変動を反映していると考えられる.微粒炭量の変動は,エクアドルの洪水層頻度の変動と対応する部分があり,エルニーニョの頻度の増加がボルネオ北西部の野火の発生頻度を規制していた可能性が示唆された.