JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS13] [JJ] 山岳地域の自然環境変動

2017年5月25日(木) 10:45 〜 12:15 301B (国際会議場 3F)

コンビーナ:鈴木 啓助(信州大学理学部)、苅谷 愛彦(専修大学文学部環境地理学科)、佐々木 明彦(信州大学理学部)、奈良間 千之(新潟大学理学部理学科)、座長:奈良間 千之(新潟大学)

11:00 〜 11:15

[MIS13-14] 氷河湖の湖盆形状の特徴 -ブータンヒマラヤの例-

*小森 次郎1 (1.帝京平成大学)

キーワード:深浅測量、山岳氷河、モレーン、危険度評価、地球温暖化、氷河湖決壊洪水

本発表ではブータンヒマラヤの氷河湖の湖盆の深浅測量の結果を紹介する.この成果は2009年~2012年の「ブータンヒマラヤにおける氷河湖決壊洪水に関する研究(プロジェクト代表:西村浩一 名古屋大学教授)」において実施された現地調査によるものである.
これらの氷河湖は小氷期以降に拡大をつづけた水域で,ほとんどの氷河湖において上流側に最深部をもつ特徴がある.またいくつかの湖には,湖底には沈水したエンドモレーンによる堤状の地形がみとめられる.本発表では,周囲の地形と湖盆地形の関係,および決壊危険性について議論を行う.