JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS18] [JJ] 大気電気学

2017年5月22日(月) 10:45 〜 12:15 304 (国際会議場 3F)

コンビーナ:鴨川 仁(東京学芸大学教育学部物理学科)、座長:森本 健志(近畿大学)、座長:牛尾 知雄(大阪大学)

10:45 〜 11:00

[MIS18-01] 北陸地域の冬季雷発生時における総観場の特徴

*滋野 陽介1本田 明治2浮田 甚郎2 (1.新潟大学大学院自然科学研究科、2.新潟大学理学部)

キーワード:正極性落雷、冬季雷、雷雲

日本海沿岸における冬季雷の極性割合の違いをもたらす原因として、水平風の鉛直シアー(Brook et al., 1982)や弱い上昇気流(北川, 1996)などが考えられている。しかしながら、それらの原因の相互関係や、地域別の特徴などその詳細は明らかになっていない。また、極性別の大気構造について、比較的長期間のデータを用いて解析が行われた例は少ない。本研究は、北陸地方の落雷位置座標システム(LLS)によって観測された2006年〜2014年の落雷位置座標データと気象庁メソ数値予報モデルの解析値(MSM)を用いて、極性別の落雷時大気総観場の特徴の違いを調べた。
12〜3月において強い冬型の気圧配置に加えて、上層に強い寒気がある場合に負極性落雷が起こりやすく、日本海低気圧発生に伴って、下層に暖気がある場合に正極性落雷が起こりやすい傾向が見られた。また、正極性落雷発生時には水平風の鉛直シアーが比較的強く、上昇流の大きさが比較的弱かった。本講演では、これらの極性別大気総観場の特徴の違いが生じた原因について詳細に述べる。