JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-SD 宇宙開発・地球観測

[M-SD36] [JJ] 宇宙食と宇宙農業

2017年5月20日(土) 10:45 〜 12:15 202 (国際会議場 2F)

コンビーナ:片山 直美(名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)、座長:片山 直美(名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)

11:45 〜 12:00

[MSD36-05] 宇宙食としての昆虫の利用

*片山 直美1 (1.名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)

キーワード:昆虫食、パ二、宇宙食

宇宙において食糧生産は大変重要な問題です。特に動物性蛋白質の生産のための技術開発は重要です。狭い宇宙船の中で効率よく動物性蛋白質を生産するためには昆虫の利用が最も効果的であると考えます。今まで私たちは、蚕の蛹、イナゴ、蜂の子、エスカルゴ、シロアリ等を用いた宇宙食の提案を行ってきました。今回、アフリカ、ボツワナで貴重な蛋白源として食べられている「パ二」を紹介いたします。12月と4月に雨が降ると発生する昆虫です。牛肉よりも高価な食料です。内臓を取り除き、煮て、その後乾燥させます。乾燥すると保存することが可能となります。半年から一年の間保存して食べます。調理方法はそのまま、油でトマトや玉ねぎと炒める、油と牛乳で炒める、スープに入れるなどです。ぜひ、宇宙食に加えたい昆虫です。