JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-SD 宇宙開発・地球観測

[M-SD36] [JJ] 宇宙食と宇宙農業

2017年5月20日(土) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:片山 直美(名古屋女子大学 家政学部 食物栄養学科)

[MSD36-P06] 宇宙食における災害食の利用 食後の高血糖防止のための食物繊維の利用 第2報

*藤吉 なつみ1片山 直美1 (1.名古屋女子大学)

キーワード:難消化デキストリン、食後の高血糖、宇宙食

宇宙食として災害食を利用することを考えている。その際、食後の血糖値が上がりにくいことや食塩濃度を低くすることが必要である。食後の血糖値を下げるためには消化吸収を妨げる物質が必要である。水溶性の食物繊維が豊富な食材や、糖質の少ない食材の組み合わせによる献立作成が必要である。食後の血糖値を低く保つ食品を用いて、災害食献立を作成した。この献立を実際に食べて、その後食後の血糖値を測定した。被験者は20歳女性20名で行った。食前、食後15分、30分、45分、60分、90分、120分で血糖値を測定した。血糖値を低くする食品(難消化デキストリンを含む)を食べた群(女性10名)と食べなかった群(女性10名)を比較した。結果、血糖値を低くする食品(難消化デキストリンを含む)を食べた群のほうが食後の血糖値が低くなった。今後宇宙食においても難消化物質を含む食品を食事と同時に摂取することで食後の高血糖を防ぐ方法を考えたい。