JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-ZZ その他

[M-ZZ42] [JJ] 地球科学の科学史・科学哲学・科学技術社会論

2017年5月21日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:矢島 道子(日本大学文理学部)、山田 俊弘(東京大学大学院教育学研究科研究員)、青木 滋之(会津大学コンピュータ理工学部)、吉田 茂生(九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門)

[MZZ42-P07] 宇宙測地技術の発展と研究者の「生活形式」の変容

*森下 翔1 (1.大阪大学大学院人間科学研究科)

キーワード:人工衛星、測地学、研究様式

1980年代以降の宇宙測地技術の発展は、測地学における研究環境を大きく変化させた。VLBIやSLR、GPSやSAR、GRACEやGOCEといった観測装置の台頭は、重力や地殻変動についての準連続的なデータを(半)自動的に獲得することを可能とした。一方こうした自動化は、たとえば観測者の計画に沿ったオリジナルのデータを獲得することなく研究を行うことをも可能にした。本発表では、このような観測技術の発展と研究者の研究形態の変化について具体例を挙げながら考えてみたい。