[MZZ42-P07] 宇宙測地技術の発展と研究者の「生活形式」の変容
キーワード:人工衛星、測地学、研究様式
1980年代以降の宇宙測地技術の発展は、測地学における研究環境を大きく変化させた。VLBIやSLR、GPSやSAR、GRACEやGOCEといった観測装置の台頭は、重力や地殻変動についての準連続的なデータを(半)自動的に獲得することを可能とした。一方こうした自動化は、たとえば観測者の計画に沿ったオリジナルのデータを獲得することなく研究を行うことをも可能にした。本発表では、このような観測技術の発展と研究者の研究形態の変化について具体例を挙げながら考えてみたい。