13:45 〜 15:15
[O05-P33] ペルセウス座流星群の電波観測
キーワード:流星電波観測
私たちは平成28年8月10日から13日まで、新潟県妙高市で53.75MHzの電波を用いたペルセウス座流星群の観測を行い、同時に行っていた眼視観測や、東京都八王子市で観測を行っている杉本弘文氏から頂いたデータをもとにデータの信憑性を確かめ、何が言えるかを考えた。
手順としては、アンテナ(写真)を福井県鯖江市の方向に向けて流星電波受信機(HRO-RX1a)につないだ。その受信機をノートパソコンにつなぎ、 観測ソフト(MROFFT)を用いて8月10日から8月12日の各日22時頃から翌3時頃まで観測した。同時に眼視観測も行った。観測したデータを集計し、相関係数を求めた。10分ごとに数えて散布図を出し、60分ごとの棒グラフも出した。
結果、妙高での電波観測と眼視観測の相関係数は0.27、妙高での電波観測と八王子での電波観測の相関係数は0.38となった。また、8/11の2時台の電波観測での流星の数が極端に多いことがわかった。これらのことから、相関係数が比較的低いため、信憑性は低いと考えられる。ただし、 8/11~12の間、鯖江市の電波が停止していた事実を確認したので、私たちの実験機器が流星をとらえられることは確認できた。8/11の2時台の元データを確認したところ、ほかの時間に比べバックノイズが多かった。これは、受信感度が高かったことを意味している。外部ノイズの強度が変動するため、時々受信感度を変えていた。この受信感度を変えるタイミングが間違っていたことが後から判明した。妙高での観測の際、正しい手順に則って受信感度を調節していればより正確なデータが取れていたのだろう。
手順としては、アンテナ(写真)を福井県鯖江市の方向に向けて流星電波受信機(HRO-RX1a)につないだ。その受信機をノートパソコンにつなぎ、 観測ソフト(MROFFT)を用いて8月10日から8月12日の各日22時頃から翌3時頃まで観測した。同時に眼視観測も行った。観測したデータを集計し、相関係数を求めた。10分ごとに数えて散布図を出し、60分ごとの棒グラフも出した。
結果、妙高での電波観測と眼視観測の相関係数は0.27、妙高での電波観測と八王子での電波観測の相関係数は0.38となった。また、8/11の2時台の電波観測での流星の数が極端に多いことがわかった。これらのことから、相関係数が比較的低いため、信憑性は低いと考えられる。ただし、 8/11~12の間、鯖江市の電波が停止していた事実を確認したので、私たちの実験機器が流星をとらえられることは確認できた。8/11の2時台の元データを確認したところ、ほかの時間に比べバックノイズが多かった。これは、受信感度が高かったことを意味している。外部ノイズの強度が変動するため、時々受信感度を変えていた。この受信感度を変えるタイミングが間違っていたことが後から判明した。妙高での観測の際、正しい手順に則って受信感度を調節していればより正確なデータが取れていたのだろう。