13:45 〜 15:15
[O05-P38] 嵯峨野高校校有林の有する多面的機能 ~シカの採食圧による下層植生の衰退と土壌侵食~
キーワード:土壌呼吸、土壌有機物、土壌透水性
近年、鳥獣による食害などの被害が報告されている。本研究では、本校校有林において哺乳類による生態系被害、特に下層植生の衰退にともなう土壌侵食の可能性について明らかにすることを目的とした。
調査の結果、ササ属(Sasa)は確認されず、下層植生のほとんどがシダ(D. Linearisa and G. japonica)であり、急傾斜地において軽微な土壌侵食を確認した。
急傾斜地において土壌侵食実験区を設定したが、現在のところ、土壌粒子の流出はない。校有林の土壌は、比較的有機物層やA層が発達し、土壌透水性は極めて良い。以上の結果から、土壌表面での降雨による表面流去水は少なく、土壌侵食の可能性は低いと考えられた。
調査の結果、ササ属(Sasa)は確認されず、下層植生のほとんどがシダ(D. Linearisa and G. japonica)であり、急傾斜地において軽微な土壌侵食を確認した。
急傾斜地において土壌侵食実験区を設定したが、現在のところ、土壌粒子の流出はない。校有林の土壌は、比較的有機物層やA層が発達し、土壌透水性は極めて良い。以上の結果から、土壌表面での降雨による表面流去水は少なく、土壌侵食の可能性は低いと考えられた。