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[O05-P67] ビカリアの殻の表面に見られる角状突起についての実験と考察
今回我々は、ビカリアの殻の表面上に見られる角状突起についての、観察実験と考察を行いました。ビカリアは、第三紀始新世から中新世にかけて棲息した巻貝の一種で、マングローブ林などの汽水域に棲息していたと考えられています。殻の表面に、角状の突起が見られる種類もありますが、その働きについて詳しいことはまだ解明されていません。そこで我々は、ビカリアの化石からとったレプリカを水流実験装置の中に入れ、色水入りの水流を流すことで色水の流れやレプリカのうける抵抗などを観察し、得られた結果をもとに角状突起の働きとはなんなのかについて考察、検証しました。