[O06-P17] 日本ジオパーク関東大会下仁田大会を終えて、次のステップへ
キーワード:ジオパーク、下仁田、地学教育
はじめに
群馬県南西部に位置しネギとコンニャクなどの特産物をもつ下仁田町は、自然豊かな農山村である。下仁田町は平成23年に日本ジオパークに登録され、また平成25年ジオサイトの一つ荒船風穴が世界遺産になりました。そして現在、世界遺産とジオパークのある町づくりを展開している。
ジオパーク下仁田協議会では、平成27年の再審査で指摘されたジオパーク推進体制を見直し、協議会内部に学術部会、ガイド部会、教育部会、産業観光部会を設置した。平成28年に開催した「日本ジオパーク関東大会in下仁田」は各部会の意見を取り入れながら準備をすすめ開催した。本発表では、新体制で開催した関東大会の概要と大会後のジオパークの現状について報告する。
関東大会
11月20日(日)・21日(月)に「日本ジオパーク関東大会in下仁田」を下仁田ねぎ祭り2016と同時開催した。本大会には関東周辺から約150人のジオパーク関係者が集った。ねぎ祭りと併せて開催したことでねぎ祭り参加者へのジオパークPRと関東周辺ジオパークの連携強化の二つをコンセプトに設定した。さらにテーマを「地域の宝を発信しよう~子どもの未来を育むジオパーク」と題し、大会全体の中で下仁田ジオパーク内の理科教育の専門グループ下仁田自然学校の活動や、小学校中学校9ヵ年の地域学習プログラム「下仁田学習」などの教育活動を外部へ発信するプログラムを組んだ。
関東大会の基調講演では、日本ジオパーク下仁田応援団里見団長より、「下仁田ジオパークの原点」というタイトルで、群馬県の一郷一学政策の中で下仁田に「下仁田自然学校」を誘致し教育活動を展開してきた講演をいただいた。数年前まで下仁田中学校で教員をされていた神戸先生より「郷土を活かした学校連携プログラムー下仁田学習についてー」と題し、平成24年の小学校統合に併せ、小学校と中学校が連携し、子どもたちにふるさとのよさを知ってもらう郷土学習プログラムを立ち上げたその当時のいきさつや成果について講演いただいた。
基調講演後3つの分科会を開催したが、教育分科会では、学校教育と社会教育に焦点を当てた討論を、ガイド分科会では普段ガイド活動で困っていることについてグループディスカッションを通じて解決する「ガイドのお悩み座談会」を、ストーリー分科会では、ジオパーク周遊コース作成を通じて、近隣のジオパークのストーリーを共有するワークショップを開催した。これらの分科会は専門部会の人たちが分科会の企画・運営を受け持ち開催した。
2日目のジオツアーではそれぞれ、まちなか散策、妙義山石門めぐり、世界遺産荒船風穴のコースのツアーを行い、特にまちなか散策コースではツアー行程に学校の授業見学を入れ下仁田学習の授業風景を実際に見学した。
関東大会を終えて
今回の関東大会ではプログラムの内容を協議会や専門部会の方の意見を聞きながら、また大会当日は町内の様々な団体に協力いただき、地域一丸となって成功させることが出来た。関東大会を通じて部会内の連携も強化でき、今後も地域全体でより一層ジオパーク活動をすすめていく。
群馬県南西部に位置しネギとコンニャクなどの特産物をもつ下仁田町は、自然豊かな農山村である。下仁田町は平成23年に日本ジオパークに登録され、また平成25年ジオサイトの一つ荒船風穴が世界遺産になりました。そして現在、世界遺産とジオパークのある町づくりを展開している。
ジオパーク下仁田協議会では、平成27年の再審査で指摘されたジオパーク推進体制を見直し、協議会内部に学術部会、ガイド部会、教育部会、産業観光部会を設置した。平成28年に開催した「日本ジオパーク関東大会in下仁田」は各部会の意見を取り入れながら準備をすすめ開催した。本発表では、新体制で開催した関東大会の概要と大会後のジオパークの現状について報告する。
関東大会
11月20日(日)・21日(月)に「日本ジオパーク関東大会in下仁田」を下仁田ねぎ祭り2016と同時開催した。本大会には関東周辺から約150人のジオパーク関係者が集った。ねぎ祭りと併せて開催したことでねぎ祭り参加者へのジオパークPRと関東周辺ジオパークの連携強化の二つをコンセプトに設定した。さらにテーマを「地域の宝を発信しよう~子どもの未来を育むジオパーク」と題し、大会全体の中で下仁田ジオパーク内の理科教育の専門グループ下仁田自然学校の活動や、小学校中学校9ヵ年の地域学習プログラム「下仁田学習」などの教育活動を外部へ発信するプログラムを組んだ。
関東大会の基調講演では、日本ジオパーク下仁田応援団里見団長より、「下仁田ジオパークの原点」というタイトルで、群馬県の一郷一学政策の中で下仁田に「下仁田自然学校」を誘致し教育活動を展開してきた講演をいただいた。数年前まで下仁田中学校で教員をされていた神戸先生より「郷土を活かした学校連携プログラムー下仁田学習についてー」と題し、平成24年の小学校統合に併せ、小学校と中学校が連携し、子どもたちにふるさとのよさを知ってもらう郷土学習プログラムを立ち上げたその当時のいきさつや成果について講演いただいた。
基調講演後3つの分科会を開催したが、教育分科会では、学校教育と社会教育に焦点を当てた討論を、ガイド分科会では普段ガイド活動で困っていることについてグループディスカッションを通じて解決する「ガイドのお悩み座談会」を、ストーリー分科会では、ジオパーク周遊コース作成を通じて、近隣のジオパークのストーリーを共有するワークショップを開催した。これらの分科会は専門部会の人たちが分科会の企画・運営を受け持ち開催した。
2日目のジオツアーではそれぞれ、まちなか散策、妙義山石門めぐり、世界遺産荒船風穴のコースのツアーを行い、特にまちなか散策コースではツアー行程に学校の授業見学を入れ下仁田学習の授業風景を実際に見学した。
関東大会を終えて
今回の関東大会ではプログラムの内容を協議会や専門部会の方の意見を聞きながら、また大会当日は町内の様々な団体に協力いただき、地域一丸となって成功させることが出来た。関東大会を通じて部会内の連携も強化でき、今後も地域全体でより一層ジオパーク活動をすすめていく。