[O06-P21] 伊豆大島ジオパーク:地球を感じる教育ツアー
~ジオパークと連携した高校・大学の巡検・野外実習、教員研修プログラムの共同開発と実践~
キーワード:ジオパーク、教育旅行プログラム、教育ツアー、野外教育、生物学、生態学、地球環境科学
生命を宿す限りある地球を、大地の発達史と生物相の成り立ちの視点から、体感的に学ぶ場として、若く活動的な火山島は格好の教材、実地研修の場である。首都圏にある伊豆大島は、これまで数多くの高校・大学の地学巡検、生物の課外実習の場として活用されてきた。我々は、2016年に伊豆大島ジオパークのジオガイド養成講座の講師、伊豆大島ジオパーク推進委員会の学識委員への就任をきっかけに、これまで独自に開発・実践してきた高校・大学の臨検・野外実習や教員研修プログラムを、伊豆大島ジオパークの活動と一体化させた教育ツアーとして再構成することを試みた。これにより、伊豆大島ジオパークを構成するジオストーリーとジオサイトを有機的に関連させた教育ツアーとして体系化を目指している。発表では、現在までに開発されたプログラムと活動計画を提示し、ジオパークセッションでの情報・意見交換を通して、ツアーの洗練化に生かしたい。