JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-06] [JJ] 日本のジオパーク-しくじりから見えてくるジオパークの理想像-

2017年5月20日(土) 10:45 〜 12:15 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)

[O06-P30] ジオガイド養成の取り組み 土佐清水ジオパーク構想

*佐藤 久晃1稲田 香1酒井 満1 (1.土佐清水ジオパーク推進協議会)

土佐清水ジオパーク推進協議会が主催する「土佐清水ジオガイド養成講座」を2016年の7月から10月にかけて初めて開催した。カリキュラムを決定する上で、男鹿半島・大潟ジオパークやNPO法人桜島ミュージアムからガイド養成内容などのヒアリングを行った。養成講座では、地形・地質や大地の成り立ちといった知識を習得するだけでなく、歴史や観光、国立公園、話し方講座、救急救命講習など行った。また、受講者をいくつかのチームに分けジオツアールートを作成し、最終日にはガイド実践として、室戸ユネスコ世界ジオパークの方々にツアーを体験していただき、意見や助言などをいただいた。募集定員の20名の受講者のうち、全ての講座を受講した16名がジオガイドとして認定された。
養成講座終了後も、事務局がジオストーリーの確認や全ジオサイトの現地学習、地球科学についての勉強会などを定期的に開催するなどサポートを継続している上に、ジオガイド有志による独自の学習会も行われている。また、協議会の観光・ビジネス部会でのジオツアーや、市内イベント、試行ジオツアーによるガイドで実践経験を積みスキルアップが図られている。中には、有償でのガイドを始める人もでてきており、今後も協議会では様々な形でサポートを続けていく。