15:45 〜 16:00
[PCG23-08] 火星衛星探査(MMX)ミッションに搭載されるサンプリング装置の概念検討報告
★招待講演
キーワード:MMX、Sample Return Mission
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(ISAS)では火星衛星探査ミッション(Martian Moons Exploration: MMX)を検討している.火星衛星フォボス(もしくはダイモス)からのサンプルリターンを目指した世界初のミッションであり,2024年以降の打ち上げを想定した検討が進められている.我々は理学および工学ミッション目標/要求を達成するためのサンプリング装置の検討を始め,ベースラインとなるコアラー機構を用いたサンプリング装置の概念検討を行った.サンプリング装置は理学目標達成だけでなく,工学目標の一つとして掲げる「高度なサンプリング技術の獲得」という観点からも非常に重要な位置づけのミッション機器であり,過去の日本の探査では実現できなかった技術を取り入れつつも,サンプル採取の信頼性を上げるために,現在も詳細な検討が進められている.
本稿ではMMXに搭載されるサンプリング装置の概念検討結果について報告する.
本稿ではMMXに搭載されるサンプリング装置の概念検討結果について報告する.