JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[EE] ポスター発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM12] [EE] Space Weather, Space Climate, VarSITI

2017年5月23日(火) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:片岡 龍峰(国立極地研究所)、Antti A Pulkkinen(NASA Goddard Space Flight Center)、草野 完也(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、塩川 和夫(名古屋大学宇宙地球環境研究所)

[PEM12-P33] The long term observation of the high energy electrons and protons on the Internatilnal Space Station

*上野 遥1松本 晴久1片岡 龍峰2 (1.宇宙航空研究開発機構、2.国立極地研究所)

キーワード:the International Space Station, Space radiation, Radiation exposure, High energy particles

JAXAでは2009年より高エネルギー粒子モニタ(Standard DOse Monitor: SDOM)を運用し、部品材料の劣化や電子部品の誤動作等の原因となる電子、陽子、α線等の高エネルギー軽粒子の粒子別エネルギー分布を計測している。また近年ではISS船外での線量評価のために、NASAへのデータ提供も実施しており、被ばく線量評価のデータとして活用されている。
本講演ではSDOMデータの太陽周期変化と地磁気活動依存性を示し、また、Kataoka et al. (2016) で報告されたように、太陽活動に関連した電子の降込みがISS軌道で観測されており、その時のSDOMの観測データにもとづいて、放射線帯の変動や船外活動における被ばく量の議論をする。