JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ] ポスター発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM22] [JJ] 大気圏・電離圏

2017年5月24日(水) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:大塚 雄一(名古屋大学宇宙地球環境研究所)、津川 卓也(情報通信研究機構)、川村 誠治(国立研究開発法人 情報通信研究機構)

[PEM22-P13] GAIAの極域電場モデル改良

*垰 千尋1陣 英克1品川 裕之1三好 勉信2藤原 均3松村 充4 (1.情報通信研究機構、2.九州大学、3.成蹊大学、4.名古屋大学 宇宙地球環境研究所)

キーワード:熱圏、電離圏、シミュレーション

GAIA(Ground-to-Topside Model of Atmosphere and Ionosphere for Aeronomy)は、大気下層に気象再解析データを入力し、対流圏から熱圏までの大気圏と電離圏の大気物理・化学過程を解くモデルである。極域から大気圏へインプットされる電場・電流は太陽風および磁気圏の状況に応じて大きく変化し、変化の大きさによっては全球の大気圏・電離圏に影響を及ぼす。日本近傍の電離圏密度の長期観測データと極域変動を含まないGAIA計算結果の比較から、太陽および磁気圏擾乱が大きい時の電離圏密度の再現精度がよくない問題が見られている。そこで、GAIAに太陽風変動に依存するWeimer電場経験モデルをインプットするモデル改良を実施した。本発表では、開発状況および初期結果について議論する。