*荒井 朋子1、小林 正規1、石橋 高1、亀田 真吾3、千秋 博紀1、和田 浩二1、渡部 潤一2、伊藤 孝士2、石黒 正晃4、大塚 勝仁5、浦川 聖太郎6、阿部 新助7、関口 朋彦8、木下 大輔9、吉川 真10、中村メッセンジャー 圭子11、薮田 ひかる12、佐々木 晶13、木村 宏14、中村 智樹15、中藤 亜衣子16、小松 睦美20、三河内 岳18、橘 省吾21、廣井 隆弘17、矢野 創10、佐藤 幹哉24、並木 則行2、Srama Ralph22、Kruger Harald23、山田 学1、船瀬 龍18、五十里 哲18、尾崎 直哉18、稲守 孝哉19、Sarli Bruno10、岩田 隆浩10、岡田 達明10、豊田 裕之10、西山 和孝10、川勝 康弘10
(1.千葉工業大学惑星探査研究センター、2.国立天文台、3.立教大学、4.ソウル大学、5.東京流星観測網、6.日本スペースガード協会、7.日本大学、8.北海道教育大学、9.台湾国立中央大学、10.宇宙航空研究開発機構、11.NASA、12.広島大学、13.大阪大学、14.神戸大学、15.東北大学、16.京都大学、17.ブラウン大学、18.東京大学、19.名古屋大学、20.総合研究院大学、21.北海道大学、22.University of Stuttgart、23.Max Planck Institute、24.かわさき宙と緑の科学館)
キーワード:Flyby, Meteor shower parent bodies, Interplanetary dust particles
JAXAの次期小型科学衛星プロジェクトに提案中の深宇宙探査技術実証機DESTINY+ミッションでは,流星群母天体のフライバイ観測を目指しており、最優先探査標的天体はふたご座流星群母天体の小惑星Phaethonである。母船(DESTINY+本体)及び母船から放出される超小型機(PROCYON-mini)にそれぞれ可視近赤外カメラおよびダストアナライザを搭載し、惑星間ダスト、星間ダスト、ダストトレイル、Phaethon周辺ダストの物理化学特性のその場観測及びPhaethon表層の地形および表層物質の分光観測を行う。本稿では、本ミッションの科学的意義及び得られる科学的成果及び波及効果について述べる。