JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[EJ] ポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-CG 固体地球科学複合領域・一般

[S-CG71] [EJ] 海洋底地球科学

2017年5月24日(水) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:沖野 郷子(東京大学大気海洋研究所)

[SCG71-P02] 伊是名海穴海底熱水系から採取した間隙水の化学組成

*土岐 知弘1大竹 翼2石橋 純一郎3松井 洋平4加藤 大和3淵田 茂司5宮原 玲奈3堤 映日3中村 峻介2川喜田 竜平2宇座 大貴1上原 力1新城 竜一1野崎 達生4熊谷 英憲4前田 玲奈4CK16-05 乗船者一同 (1.琉球大学、2.北海道大学、3.九州大学、4.海洋研究開発機構、5.国立環境研究所)

キーワード:伊是名海穴、海底熱水系、間隙水、化学組成

これまでのSIP航海において,伊平屋北海丘の複数の海底熱水活動域を掘削し,硫化物鉱床の分布と,海底熱水の分布を明らかにしてきた。しかし,伊平屋北海丘における海底熱水鉱床の規模は比較的小規模なもので,大規模な海底熱水鉱床の形成メカニズムを明らかにするにはあまり適していなかった。伊是名海穴には,Hakureiサイト及びJADEサイトといった二つの海底熱水活動域が報告されており,Hakureiサイトの海底面には,高さ数十メートルに及ぶ複数のマウンドが連なっている。JOGMECのプレスリリースによれば,これらのマウンドを形成している硫化物の下にも硫化物の鉱体の存在が示唆されている(JOGMECプレスリリース)。本研究では,大規模な海底熱水鉱床周辺の間隙水及びヘッドスペースガス中の化学組成及びガス組成を測定し,海底下における熱水の分布と挙動を調べ,熱水が大規模な海底熱水鉱床の成長にどのように関わっているかを明らかにする。