函館大会(第51回石油・石油化学討論会)

セッション情報

ポリマー・オリゴマー

[1F01-04] ポリマー・オリゴマー(1)

2021年11月11日(木) 09:00 〜 10:00 F会場 (函館アリーナ スタジオB)

座長:中谷 直輝(東京都立大学)

09:00 〜 09:15

○Mekcham Sirilak1、野村 琴広1 (1. 東京都立大学)

芳香族イミド配位バナジウムーアルキリデン触媒を用いるとオリゴマーを側鎖に有するノルボルネン誘導体の開環メタセシス重合が速やかに進行し、対応する高分子量のBottleBrush(櫛型)ポリマーを与えた。本発表では、使用できるモノマーの種類や得られるポリマーのcis/trans選択性への配位子効果について検討した結果を紹介する。

09:15 〜 09:30

○Suthala Jirapa1、川本 雄太1、野村 琴広1 (1. 東京都立大学)

N-ヘテロ環状カルベン配位子を有するフェノキシ配位バナジウム-アルキリデン錯体触媒が、ノルボルネンの開環メタセシス重合に高い触媒活性を示し、cis-,syndiotacticポリマーを与えることが最近明らかになった。発表では立体規則性への配位子の効果や想定の重合機構を紹介する。

09:30 〜 09:45

○大塚 理輝1、田中 亮1、中山 祐正1、塩野 毅1 (1. 広島大学大学院先進理工系科学研究科)

シクロオレフィンコポリマー(COC)と呼ばれるエチレン/ノルボルネン共重合体は、低吸湿性の高耐熱光学樹脂であるが、脆性の改善が求められている。以前当研究室ではノルボルネンとブタジエンやイソプレンとの共重合により主鎖に炭素-炭素を有するCOCを合成している。本研究では、このCOCとポリブタジエンとのクロスメタセシスを行い、COC連鎖とポリブタジエン連鎖からなるマルチブロック共重合体を合成し物性を評価した。

09:45 〜 10:00

○勇 かのこ1、Abdellatif Mohamed Mehawed1、野村 琴広1 (1. 東京都立大学)

末端不飽和脂肪酸と各種ジオールから誘導される非共役ジエンモノマーの非環式ジエンメタセシス重合により、各種ポリエステルガ得られる。本発表では、使用する各種ジオールと得られるポリマーの熱物性への影響を検討した結果を紹介する。得られるポリマーの熱物性は、脂肪族ユニットの鎖長のみならず中間(ジオール)部位の影響を受けることから、これは得られるポリエステルの階層構造に起因することが示唆された。
×

認証

×

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン