歯科医師と歯科技工士の連携による審美補綴への挑戦

[CC-Chair] [座長抄録] 歯科医師と歯科技工士の連携による審美補綴への挑戦

大久保 力廣¹、松香 芳三² (1. 鶴見大、2. 徳島大)

[Abstract]
　補綴歯科診療において，歯科医師と歯科技工士の連携が必須であることは，よく知られていることである．歯科医師からの依頼により，歯科技工士は補綴装置を製作するが，歯科技工伝票だけでは伝わらないことも多く観察される．両者が綿密で丁寧なディスカッションを繰り返すことにより，補綴装置の完成度は格段に向上することになる．昨年の補綴歯科学会学術大会において「Focus On補綴歯科コラボレーション！」と題して，症例報告コンペティションを開催したところ，白熱したディスカッションが見られ，参加者からは非常に好評であった．本セッションでは，昨年に続き，歯科医師と歯科技工士のコラボレーションによる症例報告コンペティションを開催し，その連携の重要性，ポイントを深堀りする．応募された8演題の事前抄録について，厳正な審査を行い，上位6演題を臨床コンペティション（ファイナリスト）として選考した．歯科医師と歯科技工士の１組で，「審美補綴への挑戦」に関する症例を報告していただき，審査は会場の視聴者による投票で決定し，上位3名を表彰する．本セッションを通して，歯科医師―歯科技工士の連携の重要性が再認識され，連携方法の提案になることを期待している．

トピックス
●歯科医師
●歯科技工士
●コラボレーション