補綴歯科治療に対するデジタル技術活用の現在地

[DTS-1] IOSの注意点とデジタル技工の現状と可能性

*﨑田 竜仁¹ (1. 東京支部)

[Abstract]
　近年，歯科補綴におけるデジタル化が進み，数多くの歯科医院や歯科技工所に口腔内スキャナーやCADスキャナーが普及しています．
　CAM機（加工機）においても，ハイブリッドCAD/CAＭ冠ブロックが保険適応になったことにより，かなり急速に普及が進み，現在では，従来の技工物同様に毎日製作され納品されています．
　しかしこれまでは，口腔内スキャナーの光学印象が認められておらず，印象を行い石膏模型上で製作を行い，マージン，コンタクト，バイトなど模型上で確認を行って納品していました．
　6月にはCAD/CAMインレーの光学印象による印象採得および咬合採得が保険収載されます．
　そこで単独歯インレーに焦点を絞り，デジタル対応が可能であるか，アナログ作業の併用が望ましいのか，どのように対応するか考えたいと思います．

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