[ES1-2] Treatment options for anterior esthetic dentistry~Design and material selection~
[Abstract]
コンポジットレジン充塡に代表される直接修復はMIの観点から非常に有効な方法であり,前歯部審美治療に欠かせない選択肢の一つである.直接修復は形態修正や色調のコントロールの点において術者間で差が出やすい治療法ではあるが,近年Injection Molding TechniqueやOne-Shade Universal Composite Resinが登場したことにより,術者によらず安定して高い審美性が獲得できるようにもなってきた.
一方,歯の詳細な色調や表面構造の調整においては間接修復に利があり,歯科技工士の巧みな技術に頼らないと患者の満足が得られないケースが少なからず存在する.間接修復における歯質の削合は大きな欠点であるが,間接修復に用いられる歯科材料の多くは科学的および物理的に安定しており,審美性や咬合関係の長期安定性に対しては有利に働くことが多い.上述したように前歯部審美治療には直接修復と間接修復が存在するが,患者の審美的要求度や固有の歯および支台歯の色調,歯質および歯の欠損様式などに応じて治療法を選択する必要がある.
本イブニングセッションでは,Injection Molding TechniqueならびにOne-Shade Universal Composite resinを応用した直接修復の症例ならびに間接修復により前歯部審美障害を改善した複数の症例を供覧し,間接修復と直接修復の選択基準について皆様とディスカッションしたい.
コンポジットレジン充塡に代表される直接修復はMIの観点から非常に有効な方法であり,前歯部審美治療に欠かせない選択肢の一つである.直接修復は形態修正や色調のコントロールの点において術者間で差が出やすい治療法ではあるが,近年Injection Molding TechniqueやOne-Shade Universal Composite Resinが登場したことにより,術者によらず安定して高い審美性が獲得できるようにもなってきた.
一方,歯の詳細な色調や表面構造の調整においては間接修復に利があり,歯科技工士の巧みな技術に頼らないと患者の満足が得られないケースが少なからず存在する.間接修復における歯質の削合は大きな欠点であるが,間接修復に用いられる歯科材料の多くは科学的および物理的に安定しており,審美性や咬合関係の長期安定性に対しては有利に働くことが多い.上述したように前歯部審美治療には直接修復と間接修復が存在するが,患者の審美的要求度や固有の歯および支台歯の色調,歯質および歯の欠損様式などに応じて治療法を選択する必要がある.
本イブニングセッションでは,Injection Molding TechniqueならびにOne-Shade Universal Composite resinを応用した直接修復の症例ならびに間接修復により前歯部審美障害を改善した複数の症例を供覧し,間接修復と直接修復の選択基準について皆様とディスカッションしたい.