公益社団法人日本補綴歯科学会第133回学術大会 / The 14th Biennial Congress of the Asian Academy of Prosthodontics (AAP)

講演情報

イブニングセッション

現地発表

イブニングセッション1
前歯部審美歯科治療の治療オプション~デザインおよびマテリアルの選択~

2024年7月6日(土) 18:00 〜 19:00 第3会場 (幕張メッセ国際会議場 2F 201)

コーディネーター:髙江洲 雄(福歯大)

[ES1-Chair] [座長抄録] 前歯部審美歯科治療の治療オプション~デザインおよびマテリアルの選択~

髙江洲 雄1 (1. 福歯大)

[Abstract]
 前歯部審美領域の治療オプションは多種多様であり,前歯部審美歯科治療を行う際には,周囲天然歯との調和を考慮した術前の診査診断や患者個々に合わせた歯冠補綴装置のデザイン,治療計画の立案,マテリアルの選択など,考慮すべき多くの要素が存在する.近年ではデジタルデンティストリーの急速な発展に伴い,CAD/CAM技術を用いた間接修復マテリアルが広く臨床応用されている.一方,MIや接着歯学の発展により症例によっては直接修復マテリアルが最適な場合も存在する.これらのマテリアルを効果的に使うためには,適切な症例の選択やデザインが長期的な予後を獲得するために非常に重要である.
 さまざまなデザインおよびマテリアルの選択が可能である一方,卒前教育では審美歯科治療に対するコンテンツは決して十分とは言えず,その治療の勘所が十分に理解されていないまま取り組んでいる可能性がある.また,臨床の現場では間接修復か直接修復のどちらを選択するのか迷う場合もしばしば遭遇すると思われる.
 本セッションでは前歯部審美歯科治療における間接修復と直接修復の文献的考察と症例を交え,臨床的勘所をそれぞれの視点からご提示していただく.

トピックス
●前歯部審美歯科治療
●間接修復
●直接修復