[P1-0022] 効果の見える生活期リハビリテーション評価表(訪問版)の作成
東京都理学療法士協会・東京都作業療法士会・東京都言語聴覚士会の取り組み
キーワード:訪問リハビリテーション, 評価表, 効果
【目的】
生活期リハビリテーション(以下,生活期リハ)の評価は幅広く,従来の評価表では効果や変化を示すには不十分な面があった。
今回,生活期リハ対象者に対して,利用者と家族のニーズを明らかにし,かつ効果や変化を分かりやすく示すことを目的に,3士会(東京都理学療法士協会,東京都作業療法士会,東京都言語聴覚士会)協働で,新たに評価表を作成した。
本評価表は,理学療法士・作業療法士・言語聴覚士における初任者から熟練者まで幅広いセラピストに活用できるよう配慮し,可能な限り平易な表現を用いるようにした。
なお,生活期リハは,訪問・通所・入所など様々な場面で提供されるが,本評価表は,訪問場面での使用を前提に作成した。
【活動報告】
評価表導入にあたり,各士会を通してパイロット調査を実施した。
評価の際は次の視点に留意して行った。
①在宅の利用者の状況を十分に把握できているか。
②問題点・課題を整理して優先順位づけできているか。
③問題点・課題を十分に考慮して方針を定め,具体的で実現可能な目標を設定できているか。
④問題点・課題・目標を利用者・家族や他職種と共有できているか。
【結果】
調査総件数は29件,疾患の内訳は脳血管障害12件,整形外科疾患8件,その他神経難病,内部障害であった。
介護度は要介護2が9件と一番多く,要介護3,4,5が次いで多かった。調査に協力した3職種の経験年数は4年~20年,訪問年数は1年~15年であった。
また,調査結果から,本評価表の特徴は,①個別性を重視した相対的評価,②実際の生活場面を考慮した評価,③環境因子と個人因子の影響も加味した評価,であることが確認された。
【考察】
本評価表は,コンパクトな様式にした関係上,難病などの疾患には十分対応できていない課題も残る。
これからも現場の意見を柔軟に取り入れ改善を図るよう,3士会で継続した議論を重ね,様々な疾患や障害に対応できるよう修正を行う予定である。
生活期リハビリテーション(以下,生活期リハ)の評価は幅広く,従来の評価表では効果や変化を示すには不十分な面があった。
今回,生活期リハ対象者に対して,利用者と家族のニーズを明らかにし,かつ効果や変化を分かりやすく示すことを目的に,3士会(東京都理学療法士協会,東京都作業療法士会,東京都言語聴覚士会)協働で,新たに評価表を作成した。
本評価表は,理学療法士・作業療法士・言語聴覚士における初任者から熟練者まで幅広いセラピストに活用できるよう配慮し,可能な限り平易な表現を用いるようにした。
なお,生活期リハは,訪問・通所・入所など様々な場面で提供されるが,本評価表は,訪問場面での使用を前提に作成した。
【活動報告】
評価表導入にあたり,各士会を通してパイロット調査を実施した。
評価の際は次の視点に留意して行った。
①在宅の利用者の状況を十分に把握できているか。
②問題点・課題を整理して優先順位づけできているか。
③問題点・課題を十分に考慮して方針を定め,具体的で実現可能な目標を設定できているか。
④問題点・課題・目標を利用者・家族や他職種と共有できているか。
【結果】
調査総件数は29件,疾患の内訳は脳血管障害12件,整形外科疾患8件,その他神経難病,内部障害であった。
介護度は要介護2が9件と一番多く,要介護3,4,5が次いで多かった。調査に協力した3職種の経験年数は4年~20年,訪問年数は1年~15年であった。
また,調査結果から,本評価表の特徴は,①個別性を重視した相対的評価,②実際の生活場面を考慮した評価,③環境因子と個人因子の影響も加味した評価,であることが確認された。
【考察】
本評価表は,コンパクトな様式にした関係上,難病などの疾患には十分対応できていない課題も残る。
これからも現場の意見を柔軟に取り入れ改善を図るよう,3士会で継続した議論を重ね,様々な疾患や障害に対応できるよう修正を行う予定である。