第50回日本理学療法学術大会

Presentation information

ポスター

都道府県士会などの活動研究報告 ポスター4

多職種連携・その他1

Fri. Jun 5, 2015 1:50 PM - 2:50 PM ポスター会場 (展示ホール)

座長:田中康之(千葉県千葉リハビリテーションセンター 地域連携部 地域支援室)

[P1-0023] 在宅医療におけるリハビリテーション促進プロジェクト

赤塚清矢, 高橋俊章, 岩田好子, 小関和幸, 菊池みき, 三瀧英樹, 吉田京子, 榎本敏明, 梅津幸子, 栗原寛信, 金子雄紀, 笹原咲織, 渡辺徹, 後藤富士子 (一般社団法人山形県理学療法士会)

Keywords:在宅, リハビリテーション, 促進

【目的】山形県において,医療保険から介護保険へリハビリテーションを移行する際,在宅におけるリハビリテーション提供量が少ないことを,我々の調査により明らかにした。山形県理学療法士会(以下,当会)は,山形県在宅医療推進モデル事業の助成を受け,「在宅医療におけるリハビリテーション促進プロジェクト」を,平成25年度に山形県作業療法士会及び山形県言語聴覚士会と合同で実施したので以下に報告する。
【活動報告】プロジェクトの内容は,リハビリテーション連携手帳(以下,連携手帳),家庭でできるリハビリテーションの手引き(以下,手引き),訪問・通所系リハビリテーション事業所一覧(以下,事業所一覧)の作成と公開講座の開催であった。連携手帳は,在宅療養者がリハビリテーションを受けた時期や施設,そのときの機能レベルについて記載するものであり,リハビリテーション提供者にとっても,いつでも情報が共有できるツールである。手引きは,自助や互助の補完性を高めながら,機能低下に対する対策を講じる必要があると考えられたため,在宅療養者とそのご家族,及び医療・介護連携チームが活用できるツールとして作成した。事業所一覧は,在宅療養者とご家族及び関わる職員の方々に,サービスの実態や利用の仕方等の周知のために作成した。連携手帳,手引き,および事業所一覧は,会員所属施設,関係各機関に配布し,情報を提供するとともに活用を依頼した。なお事業所一覧は,当会ホームページ上でも公開を行っている。公開講座は,在宅でできるリハビリテーションや手引きの活用方法について市民公開講座として実施した。
【考察】今後は,本プロジェクトで提供を行ったサービスの更新を行い,効果を検証し,在宅におけるリハビリテーション促進の充実を図る必要があると考える。
【結論】他職種連携プロジェクトは,在宅医療におけるリハビリテーション促進する上で重要である。