[P1-0029] 飯塚国際車いすテニス大会における理学療法サービス運営体制の変遷と今後の展望
Keywords:車いすテニス, 理学療法サービス, 連携
【目的】
飯塚国際車いすテニス大会(以下本大会)は2014年5月で第30回目を迎えた。当初は福岡県理学療法士会(以下県士会)の県士会会員(以下会員)が自主的に,1995年からは県士会として協力体制を構築し,現在に至っている。今回は2005年から2014年に開催された本大会に対する会員の出務状況,事前準備会議資料,反省会議資料より運営体制の変遷について調査し,今後の展望について検討し報告する。
【活動報告】
県士会は会員を1995年から理学療法サービスルームにメディカルサポートスタッフとして派遣していたが,本大会が2004年にスーパーシリーズに昇格してからはトーナメントトレーナー(以下TTr)も派遣している。
反省会議等では以下の点について検討し,改善に取り組んできた。
理学療法サービススタッフの募集については質の改善を考慮し,新卒者を含めないこととした。またスタッフは複数年参加率が平均75%と高かった。事前研修会については近年実践を重視し,本大会帯同医師を始め,障害者スポーツに携わっている方々に講演していただいた。TTrについては公募に対して応募は少なく一部の人材で構成されていたため,昨年度から養成事業を開始した。国内選手の要望の中に「各地で行われている理学療法サービスの連携」があったことから,広島県理学療法士会,兵庫県理学療法士会と情報交換を行った。
【考察】
本大会への取り組みは1998年第33回日本理学療法士学会において報告されている。医師との連携,選手へのPR,運営スタッフの知識・技術などの課題が提言されたが,報告に従い改善してきたと考えている。車いすテニス大会のサポートは多くの理学療法士会が担当している状況があり,連携しやすい環境とも考えられる。選手の要望に応えるため,各県士会の連携を検討していく必要があると考えている。
【結論】
本大会への10年に渡る内容の報告は課題の見直し,今後の取り組みの検討において有用である。
飯塚国際車いすテニス大会(以下本大会)は2014年5月で第30回目を迎えた。当初は福岡県理学療法士会(以下県士会)の県士会会員(以下会員)が自主的に,1995年からは県士会として協力体制を構築し,現在に至っている。今回は2005年から2014年に開催された本大会に対する会員の出務状況,事前準備会議資料,反省会議資料より運営体制の変遷について調査し,今後の展望について検討し報告する。
【活動報告】
県士会は会員を1995年から理学療法サービスルームにメディカルサポートスタッフとして派遣していたが,本大会が2004年にスーパーシリーズに昇格してからはトーナメントトレーナー(以下TTr)も派遣している。
反省会議等では以下の点について検討し,改善に取り組んできた。
理学療法サービススタッフの募集については質の改善を考慮し,新卒者を含めないこととした。またスタッフは複数年参加率が平均75%と高かった。事前研修会については近年実践を重視し,本大会帯同医師を始め,障害者スポーツに携わっている方々に講演していただいた。TTrについては公募に対して応募は少なく一部の人材で構成されていたため,昨年度から養成事業を開始した。国内選手の要望の中に「各地で行われている理学療法サービスの連携」があったことから,広島県理学療法士会,兵庫県理学療法士会と情報交換を行った。
【考察】
本大会への取り組みは1998年第33回日本理学療法士学会において報告されている。医師との連携,選手へのPR,運営スタッフの知識・技術などの課題が提言されたが,報告に従い改善してきたと考えている。車いすテニス大会のサポートは多くの理学療法士会が担当している状況があり,連携しやすい環境とも考えられる。選手の要望に応えるため,各県士会の連携を検討していく必要があると考えている。
【結論】
本大会への10年に渡る内容の報告は課題の見直し,今後の取り組みの検討において有用である。