第50回日本理学療法学術大会

Presentation information

ポスター

都道府県士会などの活動研究報告 ポスター6

啓発活動

Sat. Jun 6, 2015 11:25 AM - 12:25 PM ポスター会場 (展示ホール)

座長:定松修一(松山赤十字病院 リハビリテーション科)

[P2-0372] 神奈川県における理学療法週間事業について

相馬光一, 惣田洋, 秋田裕 (公益社団法人神奈川県理学療法士会)

Keywords:理学療法週間, 普及啓発, 一般

【目的】神奈川県は一般向けに理学療法の普及啓発活動として理学療法週間事業を展開しており,4つのテーマ(介護予防,スポーツ傷害,療育,理学療法に関連した内容)の講座と志望者向け理学療法見学会を実施している。今回,事業を振り返り課題について整理する。
【活動報告】2010年から2014年までの活動実績を報告する。理学療法週間事業は理学療法フェスタと称し7月と8月に後援を神奈川県,医師会などから頂き開催している。広報は士会ホームページとポスターとチラシ(5万枚)を作製し,会員施設,包括支援センター,高校(特別支援学校も含む)などに配布している。介護予防キャラバンは小田原市,相模原市西部,川崎市,横浜市,相模原市東部で開催し平均参加者数は36.4名,スポーツ傷害セミナーは腰痛,肉離れ,足関節捻挫,手関節骨折,ACL損傷をテーマに開催し平均参加者数は40.4名,療育セミナーは発達,特別支援学校,地域生活,フォローアップ,新生児をテーマに開催し平均参加者数は88.2名,公開セミナーは転倒予防,東日本大震災,パーキンソン病,糖尿病のテーマで開催(2010年は未開催)し平均参加者は67.8名,理学療法見学会は県内8施設で開催し平均合計参加者数は47.6名であった。内容についてのアンケート結果は期待以上37%,期待通り49%であった。運営は公益事業推進部が担当し,部員は14名(2014年度)である。
【考察】毎年,同じ図案のポスター,同様の時期・内容で実施することで事業が定着化し認知度の向上が図られている。また,後援を頂くことで各団体に事業をアピールしている。アンケート結果から期待以上の回答が多く,参加者の満足度は高いと推測できる。運営は2ヶ月間で複数の事業があるため掛け持ちで協力する場合があり,スタッフの負担は大きい。
【結論】参加者の満足度は高いが集客率が低い傾向にあり,告知に工夫が必要である。公益事業にかかわる人材の育成・確保が必要である。