第50回日本理学療法学術大会

講演情報

ポスター

都道府県士会などの活動研究報告 ポスター6

啓発活動

2015年6月6日(土) 11:25 〜 12:25 ポスター会場 (展示ホール)

座長:定松修一(松山赤十字病院 リハビリテーション科)

[P2-0375] 青森県理学療法士会広報局による理学療法週間ワークショップの取り組みについて

板井英樹1, 小村博2 (1.国民健康保険おいらせ病院, 2.障害者支援施設津麦園)

キーワード:ワークショップ, フレームワーク, 発想法

【目的】青森県理学療法士会(以下,青森県士会)では,介護予防啓発イベントである介護予防キャラバンの主催や各自治体で行われているヘルスプロモーションの一貫である健康まつりへの参画を継続的に実施してきた。上記のようなイベントを企画運営する上での6つのポイントとして,How方法・Where場所・When時期・Whatテーマ・Why目的・Who対象者といった5W1Hは代表的なフレームワークの一つである。企画運営に結び付けていくフレームワークを作り上げていく機会として,青森県士会広報局啓発部では理学療法週間ワークショップと称したグループワークを事前に実施している。今回,その活動について報告する。
【活動報告】イベント企画の事前段階としてスタッフ募集に伴わせる目的も含め青森県士会員を対象とした理学療法週間ワークショップを開催している。“PTをPRするためには”“PTの良いところは”“PT(リハビリの良さ)を知ってもらうためには”などをテーマとして(1)啓発活動の周知(2)動機付け(3)発想法(発散・収束方法)の経験と習得を目的に実施してきた。発想法としては,より多くのアイデアを引き出すためにブレインストーミング法を基礎として,平成19~24年度はKJ法,平成25・26年度はマインドマップを用いて実施し,イベント企画の参考にした。
【考察】日本理学療法士協会からの助成費用があった年度以外も,青森県士会の独自事業として,啓発イベントは継続実施してきたが,ワークショップで用いた発想法を通して,イベントスタッフの動機付けやイベント内容の豊かさ及び青森県士会員の懇親を深めることに繋がったものと判断される。
【結論】理学療法週間ワークショップより得られた内容が,必ずしもその年度のイベントに反映はされないときもあったが,その時々の資源により数年後に実現される場合もあり,そういった意味では理想を語り図解化していく作業としてワークショップは有意義である。