[P2-0376] 千葉県理学療法士会での小学校体験学習活動報告
キーワード:小学校, 高齢者・障がい体験学習, 教育
【目的】
小学生へ高齢者・障がい疑似体験を通じ,加齢や障がいにともなう生活動作の制限を体験し,学習することにより,加齢や身体障がいを有する方への理解や援助の心を養い教育する。
また,それらに関わる理学療法(士)の専門性を伝えることで学童期から理学療法(士)が認知されるよう啓発していく。
【活動報告】
平成20年度より県下の小学校および学童クラブにて,「高齢者・障がい疑似体験学習事業」を実施しており,参加者は延べ200名を超えた。
各小学校の総合学習の時間や放課後学級を利用し,体育館や教室,廊下を使用して実施した。参加者をグループに分け,各グループに理学療法士1名を配置する。
流れとして,全体オリエンテーション後,各グループで高齢者・障がい擬似体験,車椅子体験,高齢者や障がい者の特徴や,理学療法士の関わりについてクイズ形式の講義を実施する。
高齢者・障がい擬似体験は,県士会所有の擬似体験スーツを着用し,階段昇降,床からの立ち上がりなどのタスクを設定しコースを周る。
車椅子体験は,小児用レンタル車椅子を使用し,自走にてスラローム走行や段差越え,その介助を体験する。
体験後,各グループでディスカッションし,互いの経験を共有する。
【考察】
アンケート結果より,各小学校での理学療法士の認知度は16.8%であったが,体験学習後は加齢または障害を有することや,それらに関わる理学療法士の理解度は92.1%を示した。
また,自由記載では「高齢者の事がよく分かった」など好印象のコメントが多かった。
【今後の課題】
小学校の時間割に合わせ実施する為,依頼が広範囲に渡る場合のマンパワーの確保や,小児用車椅子の確保が課題である。
アンケート結果からも体験学習の実施効果は期待できるため,行政や小学校からの依頼に充分に対応できるシステムを整備し,超高齢社会や障害を有する方に関わる理学療法士の役割や専門性についての理解を広げていくことが必要であろう。
小学生へ高齢者・障がい疑似体験を通じ,加齢や障がいにともなう生活動作の制限を体験し,学習することにより,加齢や身体障がいを有する方への理解や援助の心を養い教育する。
また,それらに関わる理学療法(士)の専門性を伝えることで学童期から理学療法(士)が認知されるよう啓発していく。
【活動報告】
平成20年度より県下の小学校および学童クラブにて,「高齢者・障がい疑似体験学習事業」を実施しており,参加者は延べ200名を超えた。
各小学校の総合学習の時間や放課後学級を利用し,体育館や教室,廊下を使用して実施した。参加者をグループに分け,各グループに理学療法士1名を配置する。
流れとして,全体オリエンテーション後,各グループで高齢者・障がい擬似体験,車椅子体験,高齢者や障がい者の特徴や,理学療法士の関わりについてクイズ形式の講義を実施する。
高齢者・障がい擬似体験は,県士会所有の擬似体験スーツを着用し,階段昇降,床からの立ち上がりなどのタスクを設定しコースを周る。
車椅子体験は,小児用レンタル車椅子を使用し,自走にてスラローム走行や段差越え,その介助を体験する。
体験後,各グループでディスカッションし,互いの経験を共有する。
【考察】
アンケート結果より,各小学校での理学療法士の認知度は16.8%であったが,体験学習後は加齢または障害を有することや,それらに関わる理学療法士の理解度は92.1%を示した。
また,自由記載では「高齢者の事がよく分かった」など好印象のコメントが多かった。
【今後の課題】
小学校の時間割に合わせ実施する為,依頼が広範囲に渡る場合のマンパワーの確保や,小児用車椅子の確保が課題である。
アンケート結果からも体験学習の実施効果は期待できるため,行政や小学校からの依頼に充分に対応できるシステムを整備し,超高齢社会や障害を有する方に関わる理学療法士の役割や専門性についての理解を広げていくことが必要であろう。