第50回日本理学療法学術大会

Presentation information

ポスター

都道府県士会などの活動研究報告 ポスター7

啓発活動・教育

Sat. Jun 6, 2015 1:50 PM - 2:50 PM ポスター会場 (展示ホール)

座長:明日徹(産業医科大学病院 リハビリテーション部)

[P2-0381] 士会主催のセミナー等に一般参加者を増やす工夫

鶯春夫 (徳島県理学療法士会)

Keywords:士会活動, 一般参加者, 新聞掲載

【目的】
当士会では本年3月に公益社団法人を取得したことにより,地域住民への理学療法の啓発事業を重点項目とした。そして,地方新聞を活用することにより一定の成果をあげたのでここに報告する。
【活動報告】
従来,士会主催のセミナー等への案内は各種施設への郵送案内や会員施設へのメール案内・ポスター貼付,ホームページへの掲載等が中心であり,一般参加者は非常に少ない現状であった。
そこで,都道府県別新聞発行部数で全国一のシェア率を誇る本県の地方新聞(2014年度;約24万部,73.4%)への案内掲載を検討した。本年度当初に担当者と十分な打ち合わせを行った結果,7月に開催する理学療法週間講習会の案内を会員施設に協賛依頼し,協賛金に応じた内容で掲載することとした。全ての会員施設に依頼した結果,36施設の協力を得て7段カラーでの掲載が可能となった。その結果,同一会場で開催した昨年度の一般参加者は28名であったが,今年度は74名(計165名)の一般参加者を得た。また,同時に掲載した全国統一介護予防推進キャンペーンデイには7市町村に計376名の一般参加者を得た。
さらに,同一会場で10月に開催した認知症予防講座については同新聞社のキャンペーンを利用し,単色半5段で案内掲載した結果,198名(計257名)の一般参加者を得た。しかし,同時に掲載した平日夜間の勉強会(参加費:1,000円)では3地区ともに一般参加者は10名未満であった。
【考察】
新聞への掲載内容は予算に応じて様々であり,事前に新聞社と相談することで予算に応じた効果的な案内掲載を行うことができる可能性がある。ただし,一般参加者をより増やすためには開催日や時間,参加費等を十分考慮する必要がある。
【結論】
士会主催のセミナー等に一般参加者を増やす工夫として,シェア率が高い地方新聞への案内掲載は有効であり,検討すべきと考えられる。