第50回日本理学療法学術大会

Presentation information

ポスター

都道府県士会などの活動研究報告 ポスター8

スポーツ支援2

Sat. Jun 6, 2015 11:25 AM - 12:25 PM ポスター会場 (展示ホール)

座長:河野礼治(新別府病院 リハビリテーション科)

[P2-0389] 宮城県理学療法士会社会局健康推進部健康増進支援班活動紹介

千葉渉, 渡邉好孝 (医療法人松田会松田病院)

Keywords:地域スポーツ支援, 車いすテニス, コンディショニング

【目的】宮城県理学療法士会社会局健康推進部健康増進支援班(以下,当班)では,県民の健康増進および理学療法啓発を目的に,県内で開催される障害者スポーツ大会,地域スポーツ大会においてサポート活動を行っている。当班が永年サポートしている大会は,東北障害者選手権,宮城県・仙台市知的障害者水泳大会,総合型地域スポーツクラブ主催の野球大会とレディースフットサル大会,国際車いすテニス大会である。これらの中でも,国際車いすテニス大会は,最も永くサポートしている大会の一つであり,その活動について紹介する。
【活動報告】国際車いすテニス大会SENDAI OPENは,国際テニス連盟,日本テニス協会,日本車いすテニス協会公認大会であり,ランキングに関わる大会である。1995年から毎年仙台市で開催され(東日本大震災年も開催),2006年大会から,大会会場内にコンディショニングルーム(以下,CR)を開設し,出場選手のサポートを行ってきた。2014年大会では,出場選手40名(男31,女9),4日間の大会期間中に,シングルス51試合(男39,女12),ダブルス16試合(男13,女3)の合計67試合が行われた。CR運営は,毎日3,4名の当班スタッフの他,県内の理学療法士養成校の学生ボランティアで行い,学生には,施設以外での見学実習の機会にもなっている。また,大会運営ボランティアスタッフとして,市内の高校,中学校の多くの生徒も参加しており,施設以外で理学療法士が活動する場面を見る事ができる機会となっている。
【考察】地域スポーツ支援活動を通じて,士会員同士の知識技術の交流が活性化し,活動の幅が広がった。CR設置により各スポーツ関係者,関連企業,他職種,PT学生,他の学生との交流によって,理学療法,理学療法士の啓発に繋がった。
【結論】車いすテニス大会,各種スポーツイベントを永年サポートしていることにより,理学療法士に対する関心が高まり,信頼を得るきっかけとなった。