[P2-0393] 福井県理学療法士会における地域包括ケアシステムを見据えたブロック活動の現状と課題
地方の少人数ブロックの利点を活かした活動の紹介
Keywords:地域包括ケアシステム, 県士会活動, ブロック制度
【目的】
地域包括ケアシステム発足を来年度に控え,協会や士会と各会員間での情報共有や連携の強化が望まれている。しかし各士会において規模拡大の現状から,円滑な運営が困難な状況に直面している。この問題を解消の為,当県士会においても平成21年度より県内を7ブロックに分け活動を開始した。
今回,我々の活動の変遷と現状,今後の課題について,若干の知見を加え報告する。
【活動報告】
我々が所属する若狭ブロックは,県南端に位置し事務局まで片道約2時間を要する。いわゆる地方の少人数ブロックである。本部主体の一元的な士会活動では,時間・距離等の物理的な問題から積極的な参加困難や情報伝達の遅さなど様々なデメリットが生じていた。
活動開始にあたり,①ブロック内の連携強化,②理学療法士としての資質向上,③ブロック内諸問題の解消の3本を柱に据えた。ブロック活動の主目的である「会員一人ひとりの士会活動への積極的な参加」を実践するため,理事会での決定事項の伝達や,ブロック会員からの要望・意見等の伝達に意識的に取り組んだ。
①では所属会員の紹介ファイルの作成を,②ではブロック独自のセミナー展開,③では会員主体の会議を実践してきた。
振り返りのアンケートにおいても,会員の満足と今後の要望に関する意見が得られた。
発足から約5年を経過し当初の目標は概ね達成できたと考える。
【考察】
円滑な士会活動を実施していく上で,最も困難で労力を要するのが顔のみえる関係づくりであると考える。当ブロックの少人数である点を活かし,最初に連携強化に取り組み,構築出来た事が功を奏したと考える。結果的に地域包括ケアシステム構築の基礎が完成したと考える。
【結論】
本報告は,「地方の少人数ブロック」の,1つの活動モデルとして意義深いと考える。今後の課題として,地域のニーズを踏まえた活動の展開や,他職能団体との連携等,より多角的な活動が必要だと考える。
地域包括ケアシステム発足を来年度に控え,協会や士会と各会員間での情報共有や連携の強化が望まれている。しかし各士会において規模拡大の現状から,円滑な運営が困難な状況に直面している。この問題を解消の為,当県士会においても平成21年度より県内を7ブロックに分け活動を開始した。
今回,我々の活動の変遷と現状,今後の課題について,若干の知見を加え報告する。
【活動報告】
我々が所属する若狭ブロックは,県南端に位置し事務局まで片道約2時間を要する。いわゆる地方の少人数ブロックである。本部主体の一元的な士会活動では,時間・距離等の物理的な問題から積極的な参加困難や情報伝達の遅さなど様々なデメリットが生じていた。
活動開始にあたり,①ブロック内の連携強化,②理学療法士としての資質向上,③ブロック内諸問題の解消の3本を柱に据えた。ブロック活動の主目的である「会員一人ひとりの士会活動への積極的な参加」を実践するため,理事会での決定事項の伝達や,ブロック会員からの要望・意見等の伝達に意識的に取り組んだ。
①では所属会員の紹介ファイルの作成を,②ではブロック独自のセミナー展開,③では会員主体の会議を実践してきた。
振り返りのアンケートにおいても,会員の満足と今後の要望に関する意見が得られた。
発足から約5年を経過し当初の目標は概ね達成できたと考える。
【考察】
円滑な士会活動を実施していく上で,最も困難で労力を要するのが顔のみえる関係づくりであると考える。当ブロックの少人数である点を活かし,最初に連携強化に取り組み,構築出来た事が功を奏したと考える。結果的に地域包括ケアシステム構築の基礎が完成したと考える。
【結論】
本報告は,「地方の少人数ブロック」の,1つの活動モデルとして意義深いと考える。今後の課題として,地域のニーズを踏まえた活動の展開や,他職能団体との連携等,より多角的な活動が必要だと考える。