第50回日本理学療法学術大会

講演情報

ポスター

都道府県士会などの活動研究報告 ポスター10

士会活動1

2015年6月7日(日) 09:40 〜 10:40 ポスター会場 (展示ホール)

座長:山本双一(高知リハビリテーション学院 理学療法学科)

[P3-0865] 山口県理学療法士学会に関する意識調査

山本勲1, 石田英稔1, 玉一優子1, 村松剛志1, 寺尾友希1, 中村智1, 道祖悟史2, 溝口桂2 (1.社団法人山口県理学療法士会学術大会部, 2.社団法人山口県理学療法士会学術局)

キーワード:山口県理学療法士学会, 意識調査, アンケート

【目的】
山口県理学療法士学会(以下,県学会)は年に1回開催されており,県内のブロックが持ち回りで担当し,学会マニュアルにより運営されている。山口県理学療法士会(以下,県理学療法士会)の会員数は1000名を超え,会員年齢の若年化,勤務形態や勤務先の多様化などの変化を迎え,時代に即した県学会の開催が求められる。そこで今回,県理学療法士会の会員増加や勤務形態の多様化などに対応できる運営,会員のニーズに対応できる企画を検討していくことを目的に会員の県学会に対する意識調査を実施したので報告する。
【活動報告】
対象は県理学療法士会に所属している会員1185名。調査方法は自己記入式のアンケートとし自宅会員以外は施設単位で郵送した。アンケートは全14項目で回答方法は選択肢もしくは自由記載とし,満足度に関しては5段階評価とした。内容は会員属性,県学会に対する要望,参加者に対しては満足度とした。アンケートには調査目的を記載し,無記名で個人が特定できないように配慮し,返信をもってアンケート実施に対する同意を得たものとした。アンケート回収率は126施設,828名で69.9%であった。県理学療法士会の会員は経験年数5年目以下が約50%を占めており,約1/3の会員が365日体制であった。県学会に参加できなかった理由として開催日時,開催場所,勤務の都合などが挙がり,開催を知らなかったという意見もあり通知方法にも課題が見られた。学会誌の形式についての質問では学会誌形式の継続希望が多く,配布方法については紙媒体継続希望が多い結果となった。
【考察】
アンケート結果より県学会に関する課題が見受けられた。会員が増加していることから開催場所,開催日時に関しても勤務形態の多様化,施設の収容人数を考慮し企画していく必要性が感じられた。
【結論】
今回の結果を参考にして若い会員が興味を持て「参加したい」「発表しやすい」場にしていく必要がある。