[SS-03-5] 学術大会からみた理学療法のあゆみと展望
2005年大阪市で開催しました,学術大会テーマを「臨床的感性からの創造」とした背景には,当時理学療法技術の方向性が,大きな岐路を迎えてきているとの認識からでした。
即ち,エビデンスを至上とする理学療法技術の検証と技術革新への模索,この対極と言える,日本の伝統的民間療法手法の応用と思われる技術を,医療保険の枠内にある理学療法に位置づけようとする,2つの潮流を学術大会の場で議論をして戴くことです。
それから,10年の歳月を経ましたが,未だ理学療法技術の方向性が混迷するなか,社会が理学療法士に抱く期待感と,それに連鎖する協会の発展性への影響が,軽視できないまでに至ってきていると言えます。
確かなことは,急性期から在宅まで,資質の高い理学療法技術をシームレスに提供できなければ,増加の一途をたどる会員数も,国民にとっては壮大な「0」にしか映りません。国民が理学療法士制度に何を期待したのか,原点に戻って考えなければならない,協会設立50周年です。
即ち,エビデンスを至上とする理学療法技術の検証と技術革新への模索,この対極と言える,日本の伝統的民間療法手法の応用と思われる技術を,医療保険の枠内にある理学療法に位置づけようとする,2つの潮流を学術大会の場で議論をして戴くことです。
それから,10年の歳月を経ましたが,未だ理学療法技術の方向性が混迷するなか,社会が理学療法士に抱く期待感と,それに連鎖する協会の発展性への影響が,軽視できないまでに至ってきていると言えます。
確かなことは,急性期から在宅まで,資質の高い理学療法技術をシームレスに提供できなければ,増加の一途をたどる会員数も,国民にとっては壮大な「0」にしか映りません。国民が理学療法士制度に何を期待したのか,原点に戻って考えなければならない,協会設立50周年です。