第50回日本理学療法学術大会

講演情報

大会シンポジウム

神奈川県理学療法士会ライフサポート部 大会シンポジウム11

就労継続に関する問題について考える―都道府県士会での会員支援の取り組みから―

2015年6月7日(日) 13:10 〜 14:10 第4会場 (ホールB7(2))

座長:大槻かおる((公社)神奈川県理学療法士会事務局会員ライフサポート部), 大島奈緒美((公社)神奈川県理学療法士会事務局会員ライフサポート部)

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西本浩子 (千葉県理学療法士会職能局WLB部/千葉県済生会習志野病院医療技術部)

【シンポジウムの企画背景】
(公社)神奈川県理学療法士会では,以前より会員支援事業に力を入れて取り組んできました。第49回日本理学療法学術大会においては,結婚・育児に関連する問題だけでなく,介護,離職後の復職など様々な形の就業継続に関する問題も取り上げました。本会では,就業継続支援の重要性を認識していますが,実際の支援活動は課題も多く,悩みながら継続しているのが現状です。そこで,今回は各士会の取り組みや課題を出し合い,身近な問題としてより多くの人に関心をもってもらえるようにしたいと考えています。
【就業継続支援に関するアンケート調査結果】
事前に各士会にアンケート調査を実施しました(回収率80%)。結果,半数はすでに支援事業を行っており,今後の検討課題にしている士会も多い状況でした。会員への調査活動は12士会で行われ,検討中の士会も含め会員の実態を把握しようとする動きも多く見られました。しかし会員の実態把握は難しく,具体的な活動を支援に結びつけることは容易ではないという意見が多くありました。また,予算やマンパワーの問題で,積極的な取り組みを困難にしている部分もあるようです。管理する立場や今後就業困難になる可能性のある会員にも,就業環境を改善するための知識を増やし,意識変革ができるような教育も必要という意見も多くありました。今回のアンケートから積極的に取り組まれている士会を代表して,シンポジストとして活動報告をしていただきます。
<座長>
(公社)神奈川県理学療法士会 事務局会員ライフサポート部 大槻かおる・大島奈緒美
<シンポジスト>
(公社)東京都理学療法士会 事務局ライフサポート部 岡安健氏
(一社)長野県理学療法士会 社会局厚生部 町田靖氏
(一社)千葉県理学療法士会 職能局WLB部 西本浩子氏
(公社)福岡県理学療法士会 総務局組織部 永野忍氏