第58回アイソトープ・放射線研究発表会

講演情報

若手優秀講演賞

ライフサイエンス 若手2

2021年7月7日(水) 15:45 〜 16:15 第2会場

座長:古川 純(筑波大・生命環境)

16:00 〜 16:15

[1406-08-03] 放射性Naを用いた植物輸送体の体内動態

〇内山 剛志1、竹林 昂亮1、加藤 恵1、鈴井 伸郎2、尹 永根2、河地 有木2、藤巻 秀2、渡部 浩司3、池田 隼人4、菊永 英寿4、須田 利美4、遠山 翔1、三輪 美沙子1、松山 成男1、山上 睦5、石丸 泰寛1、魚住 信之1 (1. 東北大学大学院、2. 高崎量子応用研究所、3. 東北大サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター、4. 東北大・電子光理学研究センター、5. 環境科学技術研究所)


植物はナトリウム(Na)に曝されると生育が阻害されるため,Na+輸送体HKT1を介してNa+を輸送することで耐塩性に寄与する.これまで根の木部柔細胞におけるHKT1の耐塩性への寄与は明らかにされているが,地上部を含めた植物全体におけるHKT1の生理的役割は解明されていない。本研究では、22Naを用いてhkt1変異株とHKT1導入株におけるNa吸収および体内循環を検討した。さらに、植物におけるNaの蓄積組織の同定を行った。