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[1409-11-02] 銅過剰障害における根の細胞壁の機能解析
植物の微量必須元素である銅は、細胞壁を構成する成分であるペクチンと最も親和性の高い金属の一つである。銅が欠乏・過剰になると植物に障害が生じるが、特に銅が過剰になるにつれ根のペクチン量が増加していた。細胞壁ペクチンと銅毒性の関係を調べるため、ポジトロンイメージング装置PETISを用いてペクチン量が変化したイネの銅の挙動を検証したところ、ペクチン量の増加により銅の根への吸着・地上部への銅輸送に違いが生じていたことから、ペクチンは植物体内での銅量のコントロールに関与している可能性が示唆された。