第58回アイソトープ・放射線研究発表会

講演情報

若手優秀講演賞

検出器/検出法 若手

2021年7月7日(水) 16:40 〜 17:55 第3会場

座長:前山 拓哉 (北里大・理学部)

17:40 〜 17:55

[1609-13-05] パルスラジオリシスシステム高度化へ向けたスーパーコンティニューム光開発

〇金子 悠隆1、佐藤 未宇1、小柴 裕也1、坂上 和之2,1、鷲尾 方一1 (1. 早稲田大学理工学術院総合研究所、2. 東京大学光量子科学研究センター)


パルスラジオリシスとは、放射線化学反応の初期過程を解明する手法の一つである。物質に電子線を照射すると同時に分析光を透過させて、吸光度を測定することで、反応における中間活性種の時間的追跡を行う。このとき用いる分析光は、波長広帯域かつ超短パルスであることが望ましい。
 我々は、最適な分析光としてエルビウムファイバーレーザーの二次高調波(775nm)より生成されるスーパーコンティニューム光が適していると考えた。本発表では、このスーパーコンティニューム光開発の現状、及び今後の展望について述べる。