第58回アイソトープ・放射線研究発表会

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ポスター発表

[18001-26-11] 超小型宇宙放射線計測用ポータブルアラームメータD-Spaceの開発

〇中西 大樹1、永松 愛子1、寺沢 和洋2,1、鈴木 良一3、小平 聡4 (1. 国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構、2. 慶應義塾大学・医学部、3. 国立研究開発法人 産業技術総合研究所、4. 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構)


D-Spaceは、産業技術総合研究所と千代田テクノル株式会社が量産化・製品化した個人向けおよび環境線量計 D-Shuttleセンサ部閾値を改修し、宇宙放射線(陽子以上の荷電粒子)の計測を目指したものである。D-Shuttle/D-Spaceはセンサ部を放射線が通過した際に流れる電流をカウントし、吸収線量率(1分以上、時間、日、月の単位時間あたりの吸収線量)を計測する。しかし、宇宙放射線はLETが0.2~数百keV/μmの広範囲であるため、これらの陽子・重粒子に特化した線量特性を評価する必要がある。本研究ではD-Spaceの宇宙機搭載のための仕様検討から、照射試験の結果に基づく解析手法の検討状況を報告する。