第58回アイソトープ・放射線研究発表会

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ポスター発表

[18001-26-13] 60MeV陽子線FLASH照射の培養細胞における細胞致死効果及び微小核形成率の測定

〇廣山 陽太1,2、小林 亜利紗1、大澤 大輔1、小平 聡1、楠本 多聞1、北村 尚1、北條 悟1、細川 洋一郎2、小西 輝昭1 (1. 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構、2. 弘前大学)


陽子線超高線量率(FLASH)照射によるがん周辺組織の損傷低減効果は、動物実験において報告されているが、培養細胞を用いた研究は少ない。本研究は、陽子線がん治療の高度化として新しい高線量率・FLASH照射法の検証を行うために、培養細胞レベルの基礎的なデータを取得することを目的とした。60MeV陽子線ビームの照射実験において、FLASH照射による細胞致死効果及び染色体異常の指標となる微小核形成率が、従来の治療線量率(CONV)照射と比較して抑制されたので報告する。