第58回アイソトープ・放射線研究発表会

講演情報

一般講演

東京電力福島第一原子力発電所事故関連 大気・海洋・土壌・生態系

2021年7月7日(水) 10:35 〜 11:20 第4会場

座長:塚田 祥文(福島大・環境放射能研)

10:35 〜 10:50

[19002-04-01] 福島第一原発事故以降に山形で観測された放射性セシウム浮遊塵の粒径分布の推移

〇櫻井 敬久1、川村 容明1、乾 恵美子1、門叶 冬樹1、杉原 奈央子2、武山 美麗1、森谷 透1 (1. 山形大学、2. 東大大気海洋研)


福島第一原発事故後の2013年春から約7年間、山形市の山形大学屋上にアンダーセンサンプラーを設置して大気中放射性セシウム浮遊塵の粒径に対する濃度測定を行った。Cs-137濃度の粒径分布は、同時に測定された宇宙線生成核種であるBe-7濃度の粒径分布と明らかに異なる分布を示した。Cs-137濃度の粒径分布の時間推移と季節変動について示す。