東京電力福島第一原子力発電所事故関連　線量測定と線量測定器

[19016-17-01] 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の燃料デブリ取り出しに向けた高線量率特化型ガンマ線スペクトロメトリシステムの開発

〇冠城 雅晃¹、島添 健次²、加藤 昌弘³、黒澤 忠弘³、鎌田 圭⁴、金 敬鎭⁴、吉野 将生⁴、庄子 育宏⁴、吉川 彰⁴、高橋 浩之²、鳥居 建男⁵ (1. 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構、2. 国立大学法人東京大学、3. 国立研究開発法人産業技術総合研究所、4. 国立大学法人東北大学、5. 国立大学法人福島大学)

東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所では、燃料デブリの取り出しが開始されようとしている。燃料デブリは、表面線量率が極めて高く、かつ、組成が不均一のため、取り出し時の仕分けに必要な非破壊測定技術が求められている。本件では、上記に向け、CeBr₃シンチレーターを採用した高線量率特化型ガンマ線スペクトルメトリシステムを開発し、それを1 Sv/hを超える高線量率ガンマ線場において特性評価を実施したので報告する。