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[2404-04-01] 溶媒抽出におけるC2-POPhenの分離機構解明を目的としたランタノイド抽出
使用済み核燃料の再処理により生じる高レベル放射性廃液には、長い半減期を持つマイナーアクチノイド(MA)が含まれており、廃液の保管期間短縮のため、効率的にMAを抽出する技術が求められている。本研究では、MA抽出剤として有用と報告されている四座フェナントロリン型配位子C2-POPhenの抽出メカニズムや選択性についての知見を深めるため、各種ランタノイドに対し溶媒抽出実験と錯体合成を行い、ランタノイドの違いによる抽出挙動や錯構造の相違を検討した。また、C2-POPhenとランタノイドが成す錯体について、DFT計算による解析を実施した。