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[2408-13-02] 染色体異常の低酸素環境における放射線影響に関する研究
キーワード:酸素効果、染色体異常、低酸素
本研究は低酸素環境が放射線によって誘導された染色体異常の生成にどのように寄与するかを調べる研究である。低酸素容器内に細胞を設置し、X線(250keV)照射後、大気下と低酸素環境を維持した状態の2つの条件で24時間培養し染色体異常の代表例である二動原染色体の頻度を比較した。線量の増加とともに染色体異常の頻度は増加し、大気下培養と低酸素下培養では線量が大きくなるほど染色体異常の頻度の差が大きくなった。このことから照射時の酸素の有無に加えて照射後の環境でも酸素濃度が高いほうが細胞死を誘導できるということが分かった。