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[2408-13-04] 重粒子線被ばくによるマウスB細胞リンパ腫の発生リスク
有人宇宙探査では、重粒子線被ばくによる発がん影響が懸念される。本研究では、血液腫瘍の一つであるリンパ腫に着目し、幼若期(1週齢)あるいは若齢成体期(7週齢)に0.2~2グレイのケイ素、アルゴンまたは鉄イオンを照射したB6C3F1マウスに生じたリンパ腫について、免疫組織化学的解析によるT細胞由来かB細胞由来かの分類を行った。その結果、幼若期に高線量の重粒子線を被ばくすると、B細胞リンパ腫の発生リスクが増加することが明らかになった。